以前は28〜33日の範囲内の周期で生理がきていましたが、6月に生
理が遅れて、7月25日の生理が最後で現在までありません。年齢も今年4
8歳になるので閉経かなとも思いますが、しばらく様子をみたほうがいい
ですか？近いうちに受診した方がいいでしょうか？

　７月２５日から最後の生理があっていますので(教科書的には)３ヶ月
間(１０月下旬)まで待っても構いません。ただし「更年期障害(ほてり、
発汗、など)が強く出ている」、とか「不正出血」があったとか「腹痛が
ある」とかの症状があれば早めの受診をお勧めします。

こんばんは。
ご相談させてください。
間もなく50歳を迎えます。
帝王切開にて2回出産、流産で2回手術経験があります。
元々生理不順、過多月経（タンポン＋夜用ナプキンが1時間保たない）、
大きめのコアグラあり、生理痛が酷い等ありましたが、45歳の時に総合
病院で初MRIをしましたが「子宮が大きい以外に異常なし」と言われまし
た。
それから個人病院で毎年エコーと頸体がん検診を受け、今年も6月に受け
ましたが異常なしでした。
しかし直後から2週間出血が続き、やっと終わったと思ったら1週間でま
た出血、それが20日間続き、い1週間でまた出血、今に至ります。
今の主治医は、子宮腺筋症疑いなのでジエノゲストで様子見でもよいが
、更年期症状が強く出てるから、エクオールとロキソニンで様子見
しましょう、との見解です。
しかしここにきて、月のほとんどが出血している状態。
更年期、で終わらせていいのか、と怖くなりました。
6月にがん検診異常なしならば、更年期と判断して大丈夫でしょうか？
完全予約制の婦人科で、最短の空きが11月の所運良く今週土曜日に予約
が取れましたが、
出血したままで分かる事があるのでしょうか？

　取り敢えず土曜日に予約を取れたのであれば受診されたら如何でしょ
うか。もし出血が多くて土曜日まで待てないようであれば、今日中の別
の産婦人科を受診する事をお勧めします。貧血が進行すると大変ですか
ら。
　閉経間際で「子宮腺筋症」があるとジエノゲストでは出血が止まらな
い事もあります。産婦人科医は出血に慣れていますので、出血中の診察
は全く苦にはなりません。むしろ出血が止まってから受診されると出血
の原因が判らない事が多いと考えます。

　もし当院の近くであれば９時過ぎて電話を下さい。予約が一杯ですが
何とかします。

お忙しい中、早々にお返事頂きありがとうございます。
残念ながら遠方なのでお伺いすることは叶いませんが、先生の力強いお
言葉に涙が出ました。
先日内視鏡検査の為消化器内科を受診した際、生理が酷い旨相談したら
、貧血の検査をして下さいました。
結果ヘモグロビン10、フェリチン6、フェログラデュメット錠2ヶ月処方
されました。
若い頃と違って、うずくまる程の腹痛は最近なくなりましたが、タンポ
ンの出番は減ったものの、期間が長いので、体感で「貧血だな」と分か
るようになりました。
このまま閉経まで乗り切りたい気持ち半分、子宮全摘の覚悟を決めなけ
ればならない気持ち半分、で揺れています。
気持ちを汲んで下さるか否かは分かりませんが、土曜日に受診してきま
す。

一つお聞きしたいのですが、私のような症状の場合の最適の治療はどん
なものがあるのでしょうか？
ミレーナもずっと出血ありのまま、2ｶ月で脱落。
ジエノゲストは子宮腺筋症は大量出血の恐れあり、と聞いて踏み込めま
せん。
不躾な質問ばかりで申し訳ありません。

　血液のヘモグロビン値が10g/dLとお聞きして一安心しました。6&#123
16;8g以下ではないかと心配していましたので。子宮筋腫では無く「子宮
腺筋症」で診断は確定していますか(MRIなどで)、また子宮体がんが無い
事も確認済みですか。
　「子宮腺筋症」の治療法ですが、通常は下記の３つです。
（１）手術療法：子宮(子宮腺筋症)の大きさによって、腹腔鏡下手術と
開腹手術があります。
（２）閉経誘導療法：GnRHアゴニストという薬物治療です。腹部の皮下
注射を６ヶ月間行って、その後に閉経である事を期待します。または、
点鼻薬(ブセレリン点鼻薬)を６ヶ月間(12本)処方して頂き、最初の１&#
12316;２ヶ月は毎日６回の点鼻噴霧をします。月経が止まったら１日に
３回〜２回に減らして継続します。卵巣や内膜の様子を超音波で
観察しながら続ければ、２〜３年間ぐらいは継続可能です。その
間に更年期症状が出たり骨塩量が減ったりしますので、それらに対応し
ながら閉経まで待ちます(点鼻薬の最終処方から６ヶ月間は処方ができま
せんので、７ヶ月目から再度点鼻薬の処方を再開します)。GnRHアンタゴ
ニストは高価なため閉経誘導料療法には使いません。手術前に子宮を小
さくして腹腔鏡下手術をし易く場合のみ使います。
（３）プロゲスチン療法：子宮内膜を薄くして剥がれないようにするた
めに黄体ホルモン剤を毎日連続で内服します。現在は４種類の内服薬が
あります。
　当院では患者さんの年齢によって上記のどれかの治療をしています。
閉経誘導療法を行ってみて「更年期障害」が強く出る方には手術療法( 
子宮全摘術)後にホルモン補充療法を勧める方もいます。

とても分かり易いご返事、感謝しかありません。
子宮頸がん、体がん共に今年の6月に検査をし、異常なしでした。
MRIは44歳の時に総合病院にて造影剤なしで撮りました。
それ以来撮っていません。
超音波で子宮の大きさを見ていただいたら、約10センチ近くあるそうで
す。
所見は「子宮が大きい」のみです。
なので、全摘にはなかなか踏み切れずいるのですが、過多月経に加え過
長月経となれば、十分異常ですよね…
流れ作業な診察に負けずに、土曜日に診察を受けてきます！
本当にありがとうございます。