タイトルの通り転院先を探しています。
結婚5年目にして未だ子供が授からず、現在とある病院に通っています。
現在35才で通院暦は1年です。
そこはお産メインの病院ですので、おそらく不妊治療の人は少ないと思
います。
病院の治療自体に不満はないのですが、治療を始めてからというもの精
神的にも浮き沈みが激しく、周りに妊婦さんや赤ちゃん・子供がいるの
を見るとついつい羨ましくてつらいです。
そこで思い切って不妊病院に転院しようかと考えている次第です。
先生のクリニックでは、お産がないこと・不妊に力を入れていることを
知りました。
ということは、お腹の大きな妊婦さんや赤ちゃんに会うことはないとい
うことですよね？
また二人目不妊などで通院される方は上のお子さんはどうされているの
でしょうか？
どこかに預けてきたり、待合室が別だったりするのでしょうか？
今の病院はそういった所への配慮が少々欠けており、お子さんが騒いで
いても元気でいいねくらいで、親もスタッフの方も誰も気にしていませ
ん。
私が気にしすぎなのでしょう。ひがみですよね…
それとも治療や薬の影響で気分がうつ状態になることがあるのでしょう
か。
ちなみに現在AIH3回目で、薬は月によって違いますが、セキソビット・
クロミッド・プラノバール・デュファストンを服用しています。
お忙しい所すみませんが、よろしくお願いします。

　 不妊治療をしていて妊婦さんや赤ちゃんを見るとつらくなるのは、確
かにその通りで、自然な反応だと思います。ご希望にそ沿えずに申し訳
ありませんが、当院では「里帰り出産の方」にだけですが、妊婦検診を
行っていて、1週間に2〜3人から7〜8人の方が受診されます。また、第2
子希望の方も受診されます。(人数は少ないですが)出産後に異常があり
、赤ちゃんを抱いて受診される方もいます。お産専門の産婦人科と比べ
ると、(相対的には)妊婦さんや赤ちゃんの数は少ないと思いますが、福
岡市内には子連れ受診をお断りしている不妊専門の婦人科もありますの
で、ご紹介しましょうか。

お忙しい中、ご丁寧なお返事ありがとうございました。
自然な反応だとおっしゃって頂いて少しほっとしました。
子連れ受診なしの不妊病院の話は聞いたことがあります。
ただ佐野先生のクリニックが、あるサイトの口コミ評判でとてもよかっ
たので通院できたらと思いました。
お産メインの病院に比べると数が少ないとのことですし、もう少し考え
て、自分なりに妊婦さんや赤ちゃんに会うことにもっとプラスな気持ち
になれたら受診させていただきたいと思います。
このようなことに回答いただき、どうもありがとうございました。

お忙しい所、質問させていただきます。
私は現在４４歳ですが、２０代後半に初めてカンジダ膣炎になり、その
後、今までまるでカンジダ菌に取り付かれたようにカンジダ膣炎を繰り
返します。ちゃんと膣錠やクリームを処方してもらい、その後培養や顕
微鏡検査で「治った」といわれても、またひと月が二月後には再発。も
う本当に疲れます。体調に何か悪い所がある訳でもなく、普通に生活も
していますが、何度も再発をするのです。先生のＨＰに「真皮層に住み
続ける」とあるのですが、どの位の治療期間でカンジダ菌はなくなるの
でしょうか？今の所、治療は、エンペシド膣錠を１０日から１４日、同
じく軟膏もその期間は塗ります。私のような場合、もっと長い期間、膣
錠や軟膏を使用すべきなのでしょうか？どうぞよろしくお願いします。

　カンジダは皮膚に常在している真菌(カビの仲間：水虫の親戚)です。
「発病」した状態と「常在」した状態があります。皮膚の表面に付着し
た後は(繁殖)条件が良いと菌糸(偽菌糸)や胞子(偽胞子)を出して皮膚の
中に侵入します。真皮層の周囲に発育して感染病巣を作って、「かゆみ
」症状や「いたみ(ヒリヒリ)」症状がでると「発病」です。カンジダが
皮膚に付着しだけであったり、真皮層に偽胞子が生存しているだけの状
態では「無症状」なので「常在」です。正常な膣内には乳酸菌(ラクトバ
チルス属)がいて膣内を酸性にして「カンジダの発病」を防いでいます(
培養検査をするとカンジダとラクトバチルスが同時に出る方もよく見か
けます)。当院ではオキシコナゾール膣錠(V600)を1週間に1回(すぐに薬
が出て膣内から無くなってしまう方には週に2回)入れて、月経の前後を
含めて通常は約4週間(3,4回〜5,6回ぐらい)治療します。その間はクリー
ムを毎日2〜3回塗布させます(10gのクリームを2週間に1本程度塗布)。
　カンジダを繰り返す方には、次ぎの4通りが考えられます。
1）再燃：カンジダ菌が膣や外陰に常在していて、膣内の雑菌の繁殖や抗
生剤の服用で乳酸菌が減少し、膣内が弱酸性になったために、カンジダ
が再増殖して発病します。雑菌(+)の方にはクロマイ膣錠+カンジダ膣錠
を併用したり、カンジダ治療をしながら抗生剤の内服を併用します。「
常在」状態では「培養検査」でも「顕微鏡検査」でも「カンジダ菌」を
検出できないと思います(当院では治った=症状が消えた後の検査はした
事がありませんが、検査してもおそらく陰性でしょう)。
2）自己感染：身体の他の部位(皮膚や腸管など)に常在したカンジダが膣
や外陰に侵入して発病する可能性があります。再燃と同じく「発病」と
「常在」の状態があります。
3）再感染：パートナーの皮膚やペニスや陰嚢にカンジダが「常在(また
は発病)」していて性行為の際に感染する可能性があります。性行為の前
に局部をよく洗う(発病であればクリームを2,3週間塗布する)事で感染が
予防可能と考えられます。
4）糖尿病や免疫不全があり、局所の免疫能力が低下している。
　＊可能性としては1）の「再燃」や4）の免疫低下が考えられます。糖
尿病や免疫不全がないのであれば、膣錠と治療期間の変更を相談してみ
てはどうでしょうか。

　書込みを忘れていましたが、最近ではカンジダ症に対する内服療法も
あります。「イトリゾール カプセル50」といってイトラコナゾールとい
う抗真菌薬を内服用に開発した薬です。消化器のカンジダ症、口腔カン
ジダ症、爪白癬、慢性皮膚粘膜カンジダ症、などに対して保険治療が認
められています。外国の文献では、難治性の膣外陰カンジダ症にも有効
であったとの報告もあります。hを頭に付けて下記のHPを参考にどうぞ。
ttp://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se62/se6290004.html

さの先生、詳しい情報をどうもありがとうございます。大変助かります
。私は今までエンペシドしか処方された事がありませんでしたので、薬
の変更を含め体調の事などかかりつけ医に聞いてみたいと思います。そ
れに、内服薬の事も明るい材料で希望も持てます。ありがとうございま
す。