外陰にできたヘルペスは単純ヘルペスウィルスという病原体の
感染によるもので、接触感染(性交感染・自家感染・家族内感染な
ど)によって発病します。以前はヘルペスウィルスの1型は口唇や
目、2型は性器と言われていましたが、現在は相互に感染すること
が多いとされています。性行がなかったのであれば、あなたの口
唇や目のヘルペスウィルスや家族のヘルペスウィルスが指につい
て感染したのでしょうか?原因はよくわかりません。ヘルペス
ウィルスは感染すると局所の神経の中に侵入しその中で死滅せず
に生き延びています。ヘルペスウィルスをやっつけるのは、抗体
(中和抗体)ではなく攻撃型のTリンパ球(=細胞性免疫)なので、不
眠や疲れなどの体力が低下し免疫状態が低下すると神経から皮膚
に出て来て痛みだします。治療法は、1)免疫力を高める(規則正
しい生活をし十分な睡眠時間を取る)、2)再発しそうであれば早
めに抗ウィルス剤(バルトレックス)を服用する事です(バルトレッ
クスはゾビラックスよりも吸収性が高く、体内でゾビラックスに
変化して効果を発揮します。1日2回の服用で済みます)。
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