排卵の前後で経膣超音波で卵巣を見ると、排卵による卵巣の変化とし
ては、1)卵胞の消失、2)卵胞内への出血(=血腫形成)、3)卵胞径の増
大(≒無破裂性黄体化卵胞の疑い)の3つのパターンがあります。黄体とし
て観察が出来始めるのは排卵後4〜7日目ぐらいです。3)の場合は卵胞が
破れずに卵が放出されなかったのか、観察後数時間して排卵が起きるの
かは不明です。「きよ」さんの場合は卵巣内の出血ですから、排卵して
いると思います。排卵後であってもhCGの注射は黄体機能を高めるのに役
立ちますので、時々使います。「ルトラール錠」は黄体機能補充のため
に服用しているのであれば、内服を続けて下さい。
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