通常の28日周期の方の生理では、生理開始後5〜7日で子宮内膜が再生
して出血が止まります。その後は発育した卵胞からのエストロゲン分泌
の増加に従って子宮内膜が厚くなり生理開始から14日前後で卵胞径が20
mmになると排卵します。排卵時には、おりのもの増加・排卵痛・下腹部
刺激などを感じる事があります。排卵後は黄体が出来て黄体ホルモンが
出ますので、黄体ホルモンの影響で胸の張り・足のむくみなどが出る方
がいます。これらの変化は経膣超音波検査で見えます。(ttp://www.san
o-wq.net/TVS_menstuation.htmlをご参考に)
　子太郎さんの生理周期が短いのは、排卵がない(無排卵周期症による)
消退出血が起きているのか、排卵していても黄体機能不全があって黄体
期(=高温期)が短いか、のどちらかでしょう。また生理の量が少ないのは
子宮内膜が十分に厚くなっていない(薄い)ためと考えられます。その辺
の異常は、経膣超音波あるいは採血(LH・FSH・プロラクチン・E2)で分る
と思います。通常では生理が上がりかけた(=閉経が近付いた)可能性は少
ないと考えます。ステロイドの相当量を長期に服用すると卵巣機能低下
症が起きる可能性はあります。